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英徳紅茶

徳紅茶は中華人民共和国、広東省英徳市原産の紅茶です。
中国五大紅茶の一つに数えられています。別名「英紅(九號)」とも呼ばれています。

門紅茶や雲南紅茶など、他の中国紅茶のなかでも比較的歴史が浅く、1960年頃から生産が始まりました。
「雲南大葉樹」と呼ばれるアッサム種に近い品種と、青茶(烏龍茶)用品種の「水仙」の交配種です。良質の茶葉が多く収穫されるため、ブレンド用にもよく使われています。
消費はほぼ全て海外で、生産される茶葉のほぼ全量が輸出用に回されています。中国国内では殆ど消費されないため、良質な茶葉が比較的安く手に入ります。

1991~1992年には3500トン余りが生産されていましたが、世界三大紅茶のひとつ祁門紅茶との競争に打ち勝つことができず、また生産設備の老朽化、茶農家の跡継ぎの問題などもあり生産量は年を追うごとに減少しています。特に生産量の殆どを占める低級~中級品の茶葉は、雲南紅茶などと比べても独自性に欠けることから競争力が危惧されています。低級品~中級品の一部は茘枝紅茶などのフレーバーティーとしても加工されており、またごく少量ですが一部は型に押し固めて作る餅茶や、正山小種のように松などの木を燻して燻製する、いわゆる外山小種も作られています。

級品~中級品の茶葉は黒く、スモーキー感が強くあるのが特徴で、ミルクティーなどに向いています。
しかし上級品の英徳紅茶は全く別の紅茶と言っても過言ではなく、金色に輝く大型のティップが見事で、濃厚でコク深く、まろやかな味わいは絶品です。
雲南紅茶よりも酸味、渋みがなくまろやか。非常に口当たりのよい紅茶です。

英徳紅茶を入手するのはなかなか難しい状況ですが、黄金のゴールデンティップを沢山含む茶葉と出会えたら、是非手に入れたい逸品です。