_繊細で香り高い紅茶の王様
ダージリン 〜INDIAN DARJEELING〜
北インド・ダージリン地方地図 インド北東部・ヒマラヤ山麓ダージリン地方原産。

『紅茶のシャンパン』と呼ばれ絶賛されている人気の高い紅茶で、世界三大銘茶の1つにも数えられています。

マスカット フレーバー』と呼ばれる、茶葉自身から立ち上る独特の花のような高い香りが特徴で、茶葉の香りを匂うだけでも、とっても 良い気分になります(マスカットフレーバーの有無は収穫された茶園や時期により異なります)。

爽やかな口当たりの良い味と 高い香り、美しい水色は折り紙つきですが高価な茶葉が多く、なかには1万円(100g)を越えるものも存在します。

しかし、実際の市場で『ダージリン』と名乗っている茶葉は実際の生産量の数倍(10倍以上とも言われる)にものぼり、粗悪品が多く出回っているのが現状です。
ダージリン茶葉をほんの数%だけブレンドしたものや、酷いものではダージリンが全く含まれてないにも関わらずダージリン銘柄として販売する業者もあります。

近年のブームによって販売の形態にも変化が見られ、古くからある大手ブランドメーカーでは価格・品質共に一年を通して安定しているのが利点ですが、 近頃増加している個人直輸入や通信販売を利用した小規模の小売りは、旬のものを少量から買えたり、場合によってはブランドメーカーよりも安く美味しい茶葉が買えるなどの利点があります。
しかし、そのような小売りは業者は、品質が安定しないものが多く保証もありません。1人の販売者の嗜好や考え方にも偏りがちです。
また、必ずしも安く買えるわけでもなく、価格に基準もないため品質に見合わない法外な価格で販売している業者もあります。
ノンブレンドの個人直輸入品を買う前に、まずは大手ブランドメーカー品で味とおおよその価格帯を覚えましょう。 そのあとで、自分の嗜好や好みにあったお店を探すのが『本当に美味しい紅茶』と出会う秘訣です。

水色は澄んだ薄いオレンジ色で、金色にも見えてとても美しく見えます。茶葉はティップを含む大きめなものが多いので、85度前後の低温で抽出 時間を長めにすると、より味わいのある紅茶になります。ミルクや砂糖は入れずに是非ともストレートで堪能してください!

日本や欧州の一部(ドイツなど)では『ファーストフラッシュ(春摘み)』に高い人気がありますが、品質的にはファーストフラ ッシュより少し遅れて収穫される『セカンドフラッシュ(夏摘み)』の方が上級品とされています。その中でも最上級品といわ れているマスカットフレーバーのあるセカンドフラッシュは生産量の5%にも満たない稀少品なので、もし手に入れることが出 来たらとっても幸せ。
ゴパルダハラ農園産のセカンドフラッシュならフォションなど大手ブランドメーカーからも発売されてい るので比較的手に入れやすいかと思います。ちなみに『オータムナル(秋摘み)』の多くは中級品で一般にも多く普及していま す。価格もそれほど高価ではありません。

また、ダージリンは同じ農園、同じ時期の茶葉でも気候の変化によって味が微妙に異なります。これらの安定しない原料茶を混 ぜ合わせて安定した一定の品質にするのが「ブレンド技術」で、ブランドメーカーではダージリンの特徴がよくでるように、同 銘柄の複数の茶園の茶葉をブレンドしてダージリン銘柄として出荷することが多いようです。
ファーストフラッシュセカンドフラッシュ(特に前者)は、なかには「水くさい(薄い)」「紅茶らしくない」と嫌う方も多 いようですが、そんな方には「紅茶」という先入観を捨てるか、紅茶ではなく中国茶だと言ってだすと、美味しいと喜んで飲んで いただけました(笑)ダージリンという名前は知っていても、紅茶と言えば濃厚なアッサムや、セイロンの味を思い浮かべる方 が多いようですね。

個人的にダージリンはクッキーやケーキなどの洋菓子より、饅頭など和菓子に合うと思うのですが、どうで しょう? 一度騙されたと思って、是非おためしください(笑)

(左)ダージリン・ファーストフラッシュ・グムティー
(中)ダージリン・セカンドフラッシュ・プッタボン
(右)ダージリン・オータムナル・ナムリング・アッパー
ダージリン・ファーストフラッシュ・グムティー ダージリン・セカンドフラッシュ・プッタボン ダージリン・オータムナル・ナムリング・アッパー