スマトラ

ンドネシア、スマトラ島で産出される紅茶です。
スマトラ島はコーヒーの一大産地でもあり、スターバックスなどの欧米大手コーヒーチェーンの大規模プランテーションがあることでも有名です。
ジャワ島と同じく、1600年代初頭、オランダ東インド会社により大規模に紅茶生産が始められました。
生産の中心はスマトラ島北部のメダン周辺ですが、比較的ジャワ島に近い南部でも小規模ながら生産がされています。

太平洋戦争後は食糧難のために、茶畑の多くが食料農作物への転作や、付加価値の高いコーヒーへの転作が行われました。
生産される茶葉は中級程度のものが多く、殆どがBOPタイプで製茶され、その殆どはブレンド用や増量用として使われています。

色は澄んだ明るいオレンジ色。
やや青臭みのある若々しい風味が特徴ですが、クセのない飲み口です。
スマトラコーヒーの知名度の高さに反して、スマトラ茶の知名度は日本国内では高くありませんが、ティーバッグなどのブレンドに多く使われていますので、知らず知らず口にしている方も多いかもしれません。