ネパールインド_バナー

マルーン

ルーン(Maloon)はネパール、イラム地方で生産される紅茶です。
マルーンという名称は地域や茶園を指したものではなく、イラム地方に存在する製茶工場の名称です。
イラム地方やその周辺に点在する小規模茶園から優良な茶葉を集めて生産し、マルーンという名称で出荷しています。

接するインドのダージリンやシッキム地方からも生茶葉や半製品が持ち込まれて最終製品にまで仕上げて出荷されることもあります。
この場合、出荷時には「ネパール産」として出荷されることが多いようですが、しばしばダージリンの増量用としても使われることがあり、同じ産地の茶葉であってもネパール紅茶として出荷されるものと、ダージリンとして出荷されるものがあり、曖昧な部分もあります。

葉は中国種やクローナル種で、収穫期はダージリンなどと同じく春摘みのファーストフラッシュ、夏摘みのセカンドフラッシュ、秋摘みのオータムナルとがあり、最もよい茶葉とされるクォリティーシーズンは夏摘みのセカンドフラッシュです。

ージリンに比較的近い味わいを持ちますが、ダージリンと比較すると発酵は比較的強めにかかっており、コクと飲み応えがあります。
一般的にはネパール紅茶は大味でダージリンには劣ると言われていますが、良質なものはダージリンに勝る香り高い風味を持つ物もあります。しかし、近隣の有名産地と比較すると生産量は少なく、また産出される茶葉の大部分が中級品であるため、良質な茶葉を手に入れるのはなかなか骨が折れます。希少性が高いせいもあり一部では『感動の味』と持てはやされていますが、いざ飲んでみると何か物足りない印象を受けたかたも居られるでしょう。価格に見合った良質な茶葉を手に入れることが、なかなか難しいのが現状です。