ギャル

ャル(Galle、ガル、ゴール)はスリランカ・セイロン島南部州ギャル県地方原産の紅茶です。
水色は濃い紅色。ラトナピュラ、ルフナと並んで代表的な低地産ロウグロウンティーで、多くが中東地域などに輸出されチャイ(ミルクティー)用として使われています。

1~3センチ程の大型のOPタイプの茶葉が多く、茶葉の色は黒ずんでいて、少々個性のある香ばしい独特の香味はチョコレートに例えられることもあります。非常にコクのある香ばしい独特の風味をもち、ほのかな甘みが特徴。一般的にロウグロウンティーは香りは良くないとされていますが、繊細さは高地産茶葉に一歩譲るものの、しっかりしたボディの強い芳醇な風味を持ちます。また、渋味が少ないため、淡泊で渋味の強い茶葉にブレンドすることによって、コクが増し渋味を抑え、まろやかな紅茶にすることができます。

品質な茶葉は酸味が強かったり、後味の悪い雑味や苦味を持つことがあるようです。
ロウグロウンティーの中では比較的入手しやすいものの価格は少し高め。100グラム、1000~2000円程度。
高級茶ではないものの、ファンの多い茶葉です。ブロークンよりもフルリーフタイプが味わい深く、また香りもよくおすすめです。