カングラ

カングラ(Kangra)はインド北西部ヒマチャル・プラデッシュ州カングラ渓谷原産のお茶です。
海抜1500mのカングラ渓谷を中心とした丘陵地で栽培され、製茶工場も概ね1000m以上の高地に位置しています。
茶栽培が始まったのは、今から約130年前の1880年頃。

紅茶の産地インドとしては珍しく緑茶の生産がほとんどを占める産地で、この地域から産出される茶葉はカングラという名称の他、
ヒマチャル・プラデッシュとしても出荷されています。

中国種のクローナルから紅茶が生産されており、ダージリンに似た風味を持つ茶葉もあります。
生産の殆どを占める緑茶はネパールや中国向けに輸出され、紅茶はごく少量が生産され主にカングラ、ヒマラヤンティーとして輸出されています。
日本国内では無名で手に入りにくいお茶の1つですが、紅茶の流通は少量ながらありますが、緑茶は入手困難です。