カナンデヴァン
インド南部ケーララ州トラバンコール地方の北部山岳地帯で生産される紅茶です。
紅茶としては世界最高標高の2300~2400m地域で生産されています。(お茶全体でみれば台湾の大禹嶺が茶樹が育つ限界標高とされる2750mが最高)
茶葉の品質は中級程度が大半を占め、際だった品質の茶葉はなかなかないのが現状。
同地方のニルギリに似た風味を持ちますが、ニルギリが良質な茶栽培に成功している反面カナンデヴァンは特徴に薄く、ドアーズ、トラバンコールと同様に主としてブレンド用として使われています。ごく少量生産される上級の茶葉はアッサムににたコクと香りを持ち、ミルクティーに向きます。日本国内でも入手可能です。今後、高い標高を生かした茶葉生産が期待されます。