ニルギリ

ルギリ(Nilgiri)はインド南部タミル・ナードゥ州ニーラギリ県を中心に産出される紅茶です。
ニルギリとは現地の言葉で「青い山」という意味で、そこから『紅茶のブルーマウンテン』と呼ばれいます。
現地では別荘地や結婚式でも人気の場所です。

しっかりした味わいですがクセのない飲みやすい味で、透き通った質の良い香りです。水色はオレンジ色。
地理的にセイロン(スリランカ)に非常に近いせいか、農園によってはセイロン茶に極めて近い特徴をもつ茶葉もあります。

前は中級品以下の茶葉が大部分を占め、特徴に薄い紅茶が多かったですが、2000年代頃から品質向上が著しく、現在では甘く花のような優雅な芳香を持つ高品質の紅茶が多く生産されるようになりました。多くはBOPタイプで生産されています。フルリーフタイプも産出されますが品質の良い物はBOPタイプに多い。
味わいや風味が良い割にリーズナブルで手に入るので、コストパフォーマンスの高い紅茶ですが、近年は価格が上昇する傾向にあります。